2010年07月25日
富士登山
行ってきました、登ってきました!
日本最高峰富士山剣が峰 3775.63m
いろいろありましたが、脱落者なく、揃っててっぺんまで行けたことにとても感激しました。
(僕が、前後にザックを担いでいるところがポイントです)
メンバは、一生に一度に登ればいいやとか、二度と登らない!と言っていましたが、僕はもう一度、登りたいです!
確かに辛いですが、それ以上に楽しかったし、充実感がありました。
近くの人で、富士山に登ってみたいという人がいましたら
声をかけてください。
来年、計画させていただきますよ
【1日目】
am6:20 つくば出発。
渋滞に巻き込まれながらもpm12:30頃、五合目Pへ到着。
ちなみに、先週の中央道はam6時半の時点で45kmの渋滞でしたよ。
写真は、左から同僚のヒロタン、タバティー。ヒロタン友達のカズ、そして私でございますと。
それまで黒く分厚い雲に覆われていた富士山。
我々が登る直前には山頂が見え隠れしていました
登山ルートは4つありますが、我々は緑豊かで人が少なめといわれている須走口から。ちなみに、登山客の7割は吉田口からとあちこちで紹介されています。その他、御殿場口、富士宮口があります。
ココはバス停や店、トイレなどがあって賑やかです。
トイレはどこも有料です。200円前後。
野グソや立ちションしないでね。社会問題になってますから。
13:13。いよいよ出発!
歩き始めて10分も経たないうちに・・・
銀竜草(ギンリョウソウ)という高山植物です。
写真では分かり辛いですが、花びらや茎が半透明で竜のような形をしています。
僕は妖精のように思えますが。
最初から張り切ってしまうと体力に自身があっても後まで続きません。なんせ空気が薄くなっていくのだから後で高山病になります。
六合目まではストレスを感じるくらいゆっくりとぼとぼ歩きましょう。
周りの自然に目を向けたり、追い抜いていく人達に笑顔でこんにちわと挨拶すればストレスは感じせん。
14:40 六合目着。
ステッキは出来れば2本あった方がいいです。スキーのストックでもOK。
もってない人は、金剛杖(1200円程度)を買うことをオススメします。
各山小屋で2~3百円にて記念の焼印を押してくれます。
でも、お家に帰ったら邪魔者扱い間違いなし。
18:30 本七合目着。
ゆっくり歩行でもここまで来ると結構、息が上がります。
今夜は見晴館に宿泊(1泊2食8000円ナリ)。
ちなみに、歩くのをやめて呼吸が落ち着いてくると、高山病の症状が現れる人がいます。あくびや眠気、頭が重い・痛い。
一生懸命、深呼吸をしましょう。めんどくさいけど下山するまでずっとですよ。
左から2番目のタバティ。このとき既に頭が重いと言い始めていました・・・
山では定番のカレー。男性には少なめかも。
具なしカレーに近いので、福神漬けとらっきょうをてんこ盛りにしましたよ。
その他、キュウリの漬物、インゲンとナスの煮物が出ました。
キュウリ嫌いです(T_T)
タバティは気分が優れず、半分だけしか口にしませんでした。
21:00就寝。
二段ベッドというか二段板の間。二人でふとん1枚です。
1人当りの寝床幅は45cmくらい。
寝返りを打つたびに両サイドの人とぶつかり合うので眠れません。
横になって身体を休めるだけのところだと思ってくださいね。ぶつかっても決してイライラしてはいけませんよ。
一晩中、人の出入りがあるので耳栓あった方がいいです。ハンカチをアイマスク代わりにしましょう。
タバティ、頭痛のため頭痛薬と風邪薬を複合投与。
【2日目】
am1:00 起床。起きて直ぐに朝食の3コ完食
am1:42 見晴館出発!
am2:30 八合目着。ここに辿り着く前から大渋滞が始まっています。数歩、歩いてはしばらく立ち止まります。
am4:15 ご来光を頂上で拝むことを早々に断念。9合目手前で場所取りをしました。日の出30分前です。このときの気温は5度以下です。体感温度は風速1m当たり約1℃下がりますので、セーターやフリースの上にカッパを着ましょう。
am4:45頃のご来光でございます。
須走ルートは東側に面しているので、頂上に行かずとも拝めますから、焦らないでね。
気付けば、周りにはこんなにも人が・・・
上を見上げても頂上まで、長蛇の列。人また人。
am5:34 富士山頂上奥宮着。といっても本当の頂上ではありません。
タバティ笑顔なく、沸点近し。
富士山の頂上は火口になっていて、3776mの一番高いところは、剣が峰といいます。須走口の頂上からだと火口の180度反対側にありますのでまだしばらく歩きます。僕らの背後に写っている高いところ。
火口を時計回りに進むことにしました。
ほどなく、馬の背という難関。2~3mの壁を垂直によじ登ります。僕は、飛び出していた岩に気付かず頭をゴチンとぶつけました。トゲトゲした岩なのでうっすら血が滲みました(涙)
風除けになるところがあったのでココで食事。
持参した携帯コンロで湯を沸かし、カップラーメンとコーヒーを頂きました
ちょ~美味いっすよ!!
ちなみに、私はボケてコーヒーの粉に冷水を入れてしまいました(^^;
タバティは、カップラーメンを半分だけ食って、横たわりました。スポーツ万能選手だけに、意地だけでここまで必死で頭痛に耐え来ました。
頂上、剣が峰の直前にモノスゴイ急な坂がありまして、見上げたタバティ心が折れました。「もう吐く。オレを置いて行ってくれ」とのこと。しかし、ここまで来たんだからと皆で励まし、再び立ち上がりました。
僕はタバティのザックを担ぎ、ステッキと金剛杖を交換しました。
タバティは真っ青な顔で、おぇぇ~と言いながら、急な斜面を黙々とヨチヨチ歩き。
急坂を登りきったところに、また行列。この上には最高峰の石碑があり記念撮影をする人の列です。記念撮影をしない人は並ばないで列の脇をどんどん登っていけます。
僕らはもちろん並びました(約30分)。待っている間、皆で協力しあって登ってこれた喜びに心が熱くなりました。タバティ曰く「このとき、頭が痛くて、もうどーでもええわっ」って感想だったそうな。
てっぺんの真下には雪が残っています。半時計回りに行く人達の列が見えます。
帰りは、砂礫の斜面を駆け下ります。砂走りと呼ばれています。2時間半~3時間半くらいです。あっという間と言う人もいれば、膝が痛くなり地獄の苦しみを味わう人もいます。
僕は登りより下りの方が辛かったです。膝にサポーターをしてて良かったと思いました。
この後、タバティは更に苦しみ、そろそろぶっ倒れると言って転び、休み、しながら何とか下山できました。
砂煙がかなりひどく、全身、荷物までも、砂ぼこりだらけになります。
カメラのレンズ開閉機構部に砂ぼこりが噛んでしまい、故障しかけたのでこの後は写真とっていません。
ちなみに、先に下りていったカズは、両足の靴底が剥がれ落ちてしまい、半裸足状態だったそうです。
恥ずかしいやら、痛いやらで大変だったことは言うまでもありません。
砂走りを完全裸足で下り切ったら伝説の人だったのになあー、残念やったなあー、とエールを送っておきました。
日本最高峰富士山剣が峰 3775.63m
いろいろありましたが、脱落者なく、揃っててっぺんまで行けたことにとても感激しました。
(僕が、前後にザックを担いでいるところがポイントです)
メンバは、一生に一度に登ればいいやとか、二度と登らない!と言っていましたが、僕はもう一度、登りたいです!
確かに辛いですが、それ以上に楽しかったし、充実感がありました。
近くの人で、富士山に登ってみたいという人がいましたら
声をかけてください。
来年、計画させていただきますよ
【1日目】
am6:20 つくば出発。
渋滞に巻き込まれながらもpm12:30頃、五合目Pへ到着。
ちなみに、先週の中央道はam6時半の時点で45kmの渋滞でしたよ。
写真は、左から同僚のヒロタン、タバティー。ヒロタン友達のカズ、そして私でございますと。
それまで黒く分厚い雲に覆われていた富士山。
我々が登る直前には山頂が見え隠れしていました
登山ルートは4つありますが、我々は緑豊かで人が少なめといわれている須走口から。ちなみに、登山客の7割は吉田口からとあちこちで紹介されています。その他、御殿場口、富士宮口があります。
ココはバス停や店、トイレなどがあって賑やかです。
トイレはどこも有料です。200円前後。
野グソや立ちションしないでね。社会問題になってますから。
13:13。いよいよ出発!
歩き始めて10分も経たないうちに・・・
銀竜草(ギンリョウソウ)という高山植物です。
写真では分かり辛いですが、花びらや茎が半透明で竜のような形をしています。
僕は妖精のように思えますが。
最初から張り切ってしまうと体力に自身があっても後まで続きません。なんせ空気が薄くなっていくのだから後で高山病になります。
六合目まではストレスを感じるくらいゆっくりとぼとぼ歩きましょう。
周りの自然に目を向けたり、追い抜いていく人達に笑顔でこんにちわと挨拶すればストレスは感じせん。
14:40 六合目着。
ステッキは出来れば2本あった方がいいです。スキーのストックでもOK。
もってない人は、金剛杖(1200円程度)を買うことをオススメします。
各山小屋で2~3百円にて記念の焼印を押してくれます。
でも、お家に帰ったら邪魔者扱い間違いなし。
18:30 本七合目着。
ゆっくり歩行でもここまで来ると結構、息が上がります。
今夜は見晴館に宿泊(1泊2食8000円ナリ)。
ちなみに、歩くのをやめて呼吸が落ち着いてくると、高山病の症状が現れる人がいます。あくびや眠気、頭が重い・痛い。
一生懸命、深呼吸をしましょう。めんどくさいけど下山するまでずっとですよ。
左から2番目のタバティ。このとき既に頭が重いと言い始めていました・・・
山では定番のカレー。男性には少なめかも。
具なしカレーに近いので、福神漬けとらっきょうをてんこ盛りにしましたよ。
その他、キュウリの漬物、インゲンとナスの煮物が出ました。
キュウリ嫌いです(T_T)
タバティは気分が優れず、半分だけしか口にしませんでした。
21:00就寝。
二段ベッドというか二段板の間。二人でふとん1枚です。
1人当りの寝床幅は45cmくらい。
寝返りを打つたびに両サイドの人とぶつかり合うので眠れません。
横になって身体を休めるだけのところだと思ってくださいね。ぶつかっても決してイライラしてはいけませんよ。
一晩中、人の出入りがあるので耳栓あった方がいいです。ハンカチをアイマスク代わりにしましょう。
タバティ、頭痛のため頭痛薬と風邪薬を複合投与。
【2日目】
am1:00 起床。起きて直ぐに朝食の3コ完食
am1:42 見晴館出発!
am2:30 八合目着。ここに辿り着く前から大渋滞が始まっています。数歩、歩いてはしばらく立ち止まります。
am4:15 ご来光を頂上で拝むことを早々に断念。9合目手前で場所取りをしました。日の出30分前です。このときの気温は5度以下です。体感温度は風速1m当たり約1℃下がりますので、セーターやフリースの上にカッパを着ましょう。
am4:45頃のご来光でございます。
須走ルートは東側に面しているので、頂上に行かずとも拝めますから、焦らないでね。
気付けば、周りにはこんなにも人が・・・
上を見上げても頂上まで、長蛇の列。人また人。
am5:34 富士山頂上奥宮着。といっても本当の頂上ではありません。
タバティ笑顔なく、沸点近し。
富士山の頂上は火口になっていて、3776mの一番高いところは、剣が峰といいます。須走口の頂上からだと火口の180度反対側にありますのでまだしばらく歩きます。僕らの背後に写っている高いところ。
火口を時計回りに進むことにしました。
ほどなく、馬の背という難関。2~3mの壁を垂直によじ登ります。僕は、飛び出していた岩に気付かず頭をゴチンとぶつけました。トゲトゲした岩なのでうっすら血が滲みました(涙)
風除けになるところがあったのでココで食事。
持参した携帯コンロで湯を沸かし、カップラーメンとコーヒーを頂きました
ちょ~美味いっすよ!!
ちなみに、私はボケてコーヒーの粉に冷水を入れてしまいました(^^;
タバティは、カップラーメンを半分だけ食って、横たわりました。スポーツ万能選手だけに、意地だけでここまで必死で頭痛に耐え来ました。
頂上、剣が峰の直前にモノスゴイ急な坂がありまして、見上げたタバティ心が折れました。「もう吐く。オレを置いて行ってくれ」とのこと。しかし、ここまで来たんだからと皆で励まし、再び立ち上がりました。
僕はタバティのザックを担ぎ、ステッキと金剛杖を交換しました。
タバティは真っ青な顔で、おぇぇ~と言いながら、急な斜面を黙々とヨチヨチ歩き。
急坂を登りきったところに、また行列。この上には最高峰の石碑があり記念撮影をする人の列です。記念撮影をしない人は並ばないで列の脇をどんどん登っていけます。
僕らはもちろん並びました(約30分)。待っている間、皆で協力しあって登ってこれた喜びに心が熱くなりました。タバティ曰く「このとき、頭が痛くて、もうどーでもええわっ」って感想だったそうな。
てっぺんの真下には雪が残っています。半時計回りに行く人達の列が見えます。
帰りは、砂礫の斜面を駆け下ります。砂走りと呼ばれています。2時間半~3時間半くらいです。あっという間と言う人もいれば、膝が痛くなり地獄の苦しみを味わう人もいます。
僕は登りより下りの方が辛かったです。膝にサポーターをしてて良かったと思いました。
この後、タバティは更に苦しみ、そろそろぶっ倒れると言って転び、休み、しながら何とか下山できました。
砂煙がかなりひどく、全身、荷物までも、砂ぼこりだらけになります。
カメラのレンズ開閉機構部に砂ぼこりが噛んでしまい、故障しかけたのでこの後は写真とっていません。
ちなみに、先に下りていったカズは、両足の靴底が剥がれ落ちてしまい、半裸足状態だったそうです。
恥ずかしいやら、痛いやらで大変だったことは言うまでもありません。
砂走りを完全裸足で下り切ったら伝説の人だったのになあー、残念やったなあー、とエールを送っておきました。
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